グルメ

西新宿の『見逃していた定食屋』を巡る旅。

どうも。じゅんじゅです。

最近、友達のお母さんが金を払って土を食っているという話を聞いて、
今後の日本に絶望しているところです。
土が主食のミミズだってお金払ってないだろうに。

ついでに、もう一つ絶望していることがあります。

それは…

西新宿の昼飯に飽きた。ということ。

前職も西新宿だったのでカレー屋も、中華も、うどんも、とんかつも、ファミレスも。
めぼしいところはだいたい制覇してしまった。

しかしふと思えば、故意に無視していた定食屋もあるんじゃあないか。
お店なのか民家なのかわからないような、
良く言ってアットホーム的な定食屋を、我々(?)はないがしろにしてきたのではないか。

それは良くない。行こう。ガンガン行こう。僕は西新宿を制す。


決しておすすめはしないが自分的にポイントが高い
『見逃していた定食屋』を回り尽くす。

西新宿『見逃し定食屋』の旅へ。

というわけで3月某日、前々から計画していた定食屋に昼食を食べにいくことに。
こんなよくわからない企画に乗っかってくれたのは、慈愛天使の呼び声高い上司のヤギさん。

ヤギさん
おばちゃんがお米に指突っ込んで持ってきてくれるような昔ながらの定食屋が好き!

以前、ヤギさんにめちゃくちゃおいしい定食屋を教えてもらったことがある。
その恩を仇で返すような企画だが、大丈夫だろうか。

ちゃんと前もって、ヤギさんにはどんな感じのお店かを伝えてある。

それでもノリノリで付いてきてくれるのだから、大丈夫だと思いたい。

他愛のない会話をしつつ、定食屋の前に到着。

しかしなんと。



ランチタイムが終了している!

いや、そもそもこれは今日営業していたのか?
なんなら数日開いてないんじゃあないか?

すべては謎に包まれたままである。

なんてこった…。さすがネットで調べてもm○xiで2014年に書かれたレビューしか出てこないお店…。
営業時間など出てくるはずもない。
強敵だ…。

店名に「すし」と書かれているのに、メニューにひとつも寿司がないところや、
張り紙で書かれた妙に説得力のある「とろろ」の字体…
「i」の上の点が十字になってるセンス…

自分的には満点だったのに…。

うちひしがれていたところに、ヤギさんから救いの一言が!

ヤギさん
この通りちょっと行くと、俺が前から目ぇ着けてた定食屋があるんだよ。そっちいこうぜ!

なんと!ヤギさんが目を付けていたお店…。いろいろと香ばしいに違いない。
目標を西新宿5丁目に変更して、次の目的地に急ぎます。

いざ西新宿五丁目へ!

通り沿いをてくてく歩いていく。ヤギさん曰く、目印は緑色の看板だとか。

緑て。カラーだけでいったら競合がスターバッ〇スとかになるぞ。

そんなことを考えていたらつきました。こちらのお店。

こりゃ…こりゃ凄い!!

手書きのメニューに「めし処」の文字。目が痛くなるような緑。

香ばしい。なんて香ばしいんだ。

さすがヤギさん。おばあちゃんの指すら趣(おもむき)だと思える感性は伊達じゃない。

さっそく入店。というか店がオープンすぎて外と店内の境界線があやふやである。

ヤギさんが小声で『やっぱやめるか… 』と呟いた気がしたが、気のせいということにした。

しかし、カウンターに視線を落とした瞬間。そう呟いた意味が痛いほど理解できてしまった。

定食屋あるある『独自のルールがある』

お店のカウンターには、以下のものが無造作に置かれていた。

・サンマ?のかば焼き×1

・煮物の小皿×3

・小皿に乗ったコロッケ×2

うーん、


ルールがまるでわからん。

カウンターに客はゼロ。セルフで取っていくシステムにしては、表に書いてあったメニューとの違いがありすぎる。しかも商品が極端に少ない。時間が時間だからだろうか?

キッチンで忙しそうに動いていたおばちゃんは「はい、いらっしゃ~い」としか言わなかった。やはりセルフなのか?いや、しかし…

まずい。これは確かにやめたくなる…飯が食いたいだけなのに、
こんな心理戦を強いられるとは…。

しかしさすがは総合推進課の長、ヤギさん。怯んだのもつかの間、すぐさま行動に出た。

ヤギさん
これ、取っていく感じっすか?

そうか。直に聞けばいいよね。コミュ障には一生出てこない解決法だ。

僕はもうヤギさんがいないと何もできない。

するとおばちゃん。

「今もうここにあるのと、青文字で壁に貼ってあるやつしかやってないのよ~」

と、指さした先には「焼肉定食」「ハムエッグ」の文字。

「おっきいおかずと、小皿ひとつずつ選んでね~」とのこと。

なるほど。じゃあ選べる大きなおかずは「焼肉定食」「ハムエッグ」「さんま?のかば焼き」の三つという訳だ。なんかポケモンっぽい。

「おれは焼肉定食がいいっす!」とヤギさん。

僕はハムエッグを選びました。

西新宿の『昔ながらの定食屋さん』

セルフのお冷を入れながらお店を見渡すと、ジャージを着た学生風の少年がひとり、焼肉定食を食べていた。もしかして常連なのだろうか。焼肉定食は人気メニューなのかもしれない。

入り口付近にはテレビが置いてあり、見覚えのないドラマをたらたらと垂れ流している。

洗ったばかりの味噌汁お椀と炊飯器が、異様に目立つ位置に幅を取っていて、
「ここは昔ながらの定食屋です。」と説明しているようだった。

おばちゃんが料理を作りながら、こちらに話しかけてきた。

「ごめんね~もっと早く来てくれたら、たくさんおかずあるんだけどねぇ」

「夜はやってないのよ~。おもしろいお店でしょ?

これに関してはコミュ障の僕でもそっすね。ぐらいの音量で言える。

やはり時間は遅めだったようだ。

おばちゃんやヤギさんと雑談しながら、ご飯が来るのを待つ。

その間、焼肉定食を頼んだ少年は、小皿のかき揚げを箸で裏返しまくっていた。

彼にしか見えない小人でも住んでいたのだろうか。

古き良き定食屋で食べるご飯はやっぱり良い

おばちゃんの「はいっお待たせ~っ」と共に飯が来る。

うおお。家庭的。

野菜炒めの上に少な目のお肉。タレの香ばしい匂いが漂ってくる。

ハムエッグは、黄身の具合が丁度よい。熱されたハムの香りもたまらん。

「もうおしまいだから、コロッケも食べて~」

と、サービス満載で持ってきてくれた。ヤギさんの大食いスイッチが入る音が聞こえる。

さていただきます。

まずはハムエッグから。ハムエッグにはソースかなと、適量を滴らせる。

箸で口へ運ぶ途中、白身とハムから立つほのかな湯気と目が合うが、お構いなしに頬張る。

あたりまえのようなソース味なのに、緑色の椅子が、机が、はたまた焼肉定食に夢中な少年の横顔が。僕にうまいと言え!とそそのかしてくる。

そんな誘いにはまったく乗らない。味はソース味。食べたのは白身とハムで、それ以上でも以下でもない。

しかし、この満足感だけは揺るがない。このハムエッグをこの店で食べて得たものだ。

改めて、こういう店で食べるごはん、超好きなんだな。と感じた。

目の前にはダイソンのような吸引力で次々と皿を空けていくヤギさん。

僕もこうしちゃいられないと、味わいながらもご飯を進めていくのだった。

西新宿の定食屋巡りは続く

さすがヤギさんのおすすめの店。圧倒的満足感を得られた。

食べきらんかったのでヤギさんに結構食べてもらった。

さすがヤギさん。日頃から鍛えられている。

今後もこういう、西新宿に埋もれた定食屋に行っては、レポをかけたら良いな。

古き良き定食屋が好きな人は是非。食べに行ってみてください。
西新宿5丁目を適当にうろついていたら見つかると思います。

おばちゃんがとっても良い人です。

ヤギさんご馳走様でした。

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じゅんじゅ
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カラオケとゲームと漫画ばっかりの残念な人。握力右19キロ・左21キロとコントローラーさえ握れなくなりそうな始末。人生コンティニューご所望。